男子テニスで世界ランク36位の
R・オペルカ(アメリカ)は前週の国別対抗戦デビスカップ・ファイナルズ(スペイン/マドリッド、室内ハード)で行われた会見で、来年開催されるATPカップ(オーストラリア /パース、ブリスベン、シドニー)についての見解を述べた。
2020年1月3日から12日までの10日間にかけて開催されるATPカップは出場する24カ国が4カ国ずつの6つのグループステージに分かれ、ラウンドロビン形式で競う。
各国はその国のトップランク2名が代表としてエントリー可能。日本は世界ランク13位の
錦織圭と同73位の
西岡良仁が出場予定となっている。
この独自の出場権を有する国別対抗戦についてオペルカは「ATPカップは情けない。ATPを代表し大会の許可を得たことは驚きを隠せない。とても恥ずかしいものだ。このスポーツにとっても非常に悪い」と語った。
「これは普段以上にトップ選手のみの優遇となっている。例えば僕は世界ランク36位でアメリカでは3番目に位置している。でも同大会にはトップ2人しかプレーすることはできない。他にはモルドバはエントリーできているが、その国の1番手は僕よりずっとランキングが低い。2番手はランキングを持っていないと思う。これは不平等で、選手全員へのフェアな機会を奪っている。また競技にとってもよくないことだ」
この日アメリカ代表のオペルカは、イタリア代表の
F・フォニーニ(イタリア)にフルセットの末に敗れた。
■関連ニュース
・フェデラー ATPカップ参加せず・錦織とフェデラーが登場・ナダル「これ以上の幸せない」■おすすめコンテンツ
・錦織掲示板・選手フォトギャラリー・世界ランキング・スコア速報