テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は13日、女子シングルス決勝が行われ、第7シードの
S・ハレプ(ルーマニア)が第11シードの
S・ウィリアムズ(アメリカ)を6-2, 6-2のストレートで下して初優勝を果たした。ルーマニア勢では男女を通じてウィンブルドン初制覇の快挙を成し遂げた。
>>フェデラーvsジョコビッチ 1ポイント速報<<決勝戦、凡ミスを3本に抑えたハレプはウィナーやパッシングショットを次々と決めてセリーナを圧倒。わずか56分で完勝し、2018年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)に続き四大大会2勝目をあげた。
試合後の会見では「どんなボールにもアグレッシブにいかなければならないと分かっていた。挽回させないようにしなければいけなかった。なぜなら、彼女(セリーナ)は、とてもパワフルで強いから。彼女はどんな瞬間でも、対応するやり方を知っている。だから辛抱しなければならないし、それがうまくできた。今日の試合は人生で最高の試合だった」と喜びを語った。
「芝で彼女との対戦は簡単ではない。今日の試合は本当に誇りに思っているし、大会を通してもそう思う。全仏オープンで優勝したあとは、何とか対処している。例え去年の終盤で疲れてしまっても。長い休暇を取った。冷静になるシーズンだと言い聞かせた。選手としてではなく、人間としてリラックスしたかった」
「それでも毎日激しい練習をするし、どの試合でも、どの大会でも全力を尽くした。だから、この大会でも優勝できたと思う。いつも自分はプロフェッショナルでいる。この2週間で成し遂げたことには満足している」
「どんな戦い方をするかは今日の朝に決めた。彼女を困難な状態へ追い込むために何をしなければならないかは、はっきり分かった。彼女に時間を与えたら信じられないプレーをする。彼女とは何度も対戦した。どんなボールがくるか分かっている。頭の中でイメージを持てた。どのボールにも辛抱強くいる必要があるのは分かっていた。そうでなければ彼女は挽回してきて、とてもパワフルなプレーをするから」
一方、敗れたセリーナは
M・コート(オーストラリア)に並ぶ歴代最多タイの四大大会24勝目の偉業を達成することはできなかった。
「ウィンブルドンテニス」
歴史と伝統を誇るウィンブルドンテニス。グランドスラム通算20勝のフェデラー、昨年の覇者ジョコビッチがさらなる記録へ挑む。
【放送予定】
7月1日(月)~14日(日)WOWOWにて連日生中継※7月7日(日)除く[第1日無料放送]
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