男子テニスのエルステ・バンク・オープン(オーストリア/ウィーン、室内ハード、ATP500)は28日、シングルス決勝が行われ、第2シードの
K・アンダーソン(南アフリカ)が第5シードの
錦織圭を6-3, 7-6 (7-3)のストレートで破り、ATP500初優勝を果たした。さらにNitto ATPファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)の出場権も手にした。
>>錦織らパリ・マスターズ対戦表<<>>錦織パリ初戦 1ポイント速報<<決勝戦、13本のサービスエースを放ったアンダーソンはファーストサービスが入った時に91パーセントの高い確率でポイントを獲得し、錦織に握られた2本のブレークポイントをしのいだ。マッチポイントではセンターへのサービスが決まり、1時間55分の熱戦を制した。
男子テニス協会のATP公式サイトには「ロンドンへの出場権獲得は、この1年を通して最大のゴールだった。それは今年の始めから言っていた。最終的に自分の名前を出場者の中に入れられたことは、素晴らしく感じている」とアンダーソンのコメントが掲載されている。
「(ATP500大会での初優勝は)とても大きな意味がある。長い間、待っていた。決勝へ勝ち上がると、いつも歴史のことは考えないようにしている」
「圭のような信じられない選手との対戦。驚くようなテニスをしなければいけなかった。今日は30分戦っても、まだ4ゲームしか終わっていなかった。(ブレークするのは)とても大切だった。(第1セットで)4-1とリードできたことも重要だった」
今季2勝目、キャリア通算5勝目をあげたアンダーソンは錦織とのツアーでの対戦成績を3勝4敗と差を縮めた。
両者は29日からのロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)で勝ち進むと、3回戦で対戦する組み合わせ。
また、29日に発表された世界ランキングでアンダーソンは前回から2つ上げて6位へ浮上。準優勝の錦織は2017年8月以来 約1年2カ月ぶりのトップ10入りとはならなかった。
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