ナダル 4時間の激闘制し16強

テニスの全米オープン（アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム）は大会５日目の３１日、男子シングルス３回戦が行われ、前年覇者で第１シードのＲ・ナダル（スペイン）が第２７シードのＫ・カチャノフを5-7, 7-5, 7-6 (9-7), 7-6 (7-3)の逆転で破り、辛くも３年連続のベスト１６進出を果たした。

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この日、世界ランク１位のナダルはミスを重ねるなど精彩を欠き、第１セットを落とす。第２セットもカチャノフにリードを許したナダルは右足にテーピングを巻くなどの治療を受けて不安視された。しかし第１０ゲームでブレークバックに成功すると、第１１ゲームが始まる前に雨が降り始めたためセンターコートの屋根が閉じられた。

ここから息を吹き返したナダルがセットカウント１－１に追いつき、第３セットはフォアハンドのウィナーを決めるなどで主導権を握る。第４セットもカチャノフの強打に苦しみ第１０ゲームのサービング・フォー・ザ・マッチを逃したがタイブレークを制し、４時間半近くの激闘を制した。

４回戦では、Ｎ・バシラシヴィリ（ジョージア）と対戦する。今年７月のジャーマン・テニス選手権（ドイツ/ハンブルグ、レッドクレー、ATP500）でツアー初優勝を飾ったバシラシヴィリは３回戦でＧ・ペラ（アルゼンチン）を下しての勝ち上がり。

今シーズン、ナダルは全仏オープン（フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム）など３大会で優勝。前哨戦のロジャーズ・カップ（カナダ/トロント、ハード、ATP1000）では１９６８年のオープン化以降で史上４人目となるキャリア通算８０勝の偉業を達成している。

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【放送予定】
8月27日（月）～9月10日（月）

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