男子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)は18日、シングルス準々決勝が行われ、世界ランク24位の
錦織圭は第11シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)に6-2, 1-6, 3-6の逆転で敗れ、2年ぶり2度目のベスト4進出とはならなかった。
>>ナダルvsジョコビッチ 1ポイント速報<<>>BNLイタリア国際 対戦表<<この日、錦織は序盤からジョコビッチを圧倒。2度のブレークに成功し、第1セットを先取する好スタートを切った。
しかし、第2セットに入ると流れが一変。元世界ランク1位のジョコビッチに反撃されてゲームカウント0-4とリードを許すと、セットカウント1-1に追いつかれた。
今年1月にけがから復帰した両者はファイナルセットに入っても譲らず、互角の戦いを見せた。迎えた第6ゲーム、ジョコビッチのサービスゲームで錦織は30-40とブレークポイントを握ったがフォアハンドをミス。その後、2度目のブレークチャンスを迎えるも17本にもおよぶラリー戦の末にバックハンドのネットにかけ、ジョコビッチにサービスキープを許した。
この第6ゲームをブレークしていると勝利の女神は錦織に微笑んだかもしれないが、結果的に第6ゲームから4ゲーム連取を許し、2時間21分で準々決勝敗退となった。
男子テニス協会のATPの公式サイトには、錦織のコメントが掲載されている。
「第1セットは最高のテニスができたと思う。攻撃的なプレーだった。(第2セットは)彼(ジョコビッチ)が戦術を変えてきた。ファイナルセットは接戦で、彼の方が少し自分よりいいプレーをしたと思う」
錦織は2014年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)準決勝以降ジョコビッチに12連敗となったが、復帰後不調だったフォアハンドはかつての力を取り戻し、完全復活を印象付けた。さらに、27日に開幕する全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)へ弾みをつけた。
一方、勝利したジョコビッチは、準決勝で5年ぶり8度目の優勝を狙う第1シードの
R・ナダル(スペイン)と対戦する。両者は51度目の対戦で、ジョコビッチの26勝24敗。
ジョコビッチとナダルの準決勝は、日本時間19日の22時(現地19日の15時)以降に開始予定。
【錦織vsジョコビッチ 過去の対戦一覧】<2018年>
BNLイタリア国際準々決勝 N・ジョコビッチ 2-6, 6-1, 6-3 錦織圭
ムチュア・マドリッド・オープン1回戦 N・ジョコビッチ 7-5, 6-4 錦織圭
<2017年>
ムチュア・マドリッド・オープン準々決勝 N・ジョコビッチ - 錦織圭 棄権
<2016年>
ATPツアー・ファイナル準決勝 N・ジョコビッチ 6-1, 6-1 錦織圭
ロジャーズ・カップ決勝 N・ジョコビッチ 6-3, 7-5 錦織圭
BNLイタリア国際準決勝 N・ジョコビッチ 2-6, 6-4, 7-6 (7-5) 錦織圭
ムチュア・マドリッド・オープン準決勝 N・ジョコビッチ 6-3, 7-6 (7-4) 錦織圭
マイアミ・オープン決勝 N・ジョコビッチ 6-3, 6-3 錦織圭
全豪オープン準々決勝 N・ジョコビッチ 6-3, 6-2, 6-4 錦織圭
<2015年>
ATPツアー・ファイナル予選 N・ジョコビッチ 6-1, 6-1 錦織圭
BNLイタリア国際準決勝 N・ジョコビッチ 6-3, 3-6, 6-1 錦織圭
<2014年>
ATPツアー・ファイナル準決勝 N・ジョコビッチ 6-1, 3-6, 6-0 錦織圭
パリ・マスターズ準決勝 N・ジョコビッチ 6-2, 6-3 錦織圭
全米オープン準決勝 錦織圭 6-4, 1-6, 7-6 (7-4), 6-3 N・ジョコビッチ
マイアミ・オープン準決勝 N・ジョコビッチ - 錦織圭 棄権
<2011年>
スイス・インドア準決勝 錦織圭 2-6, 7-6 (7-4), 6-0 N・ジョコビッチ
<2010年>
全仏オープン2回戦 N・ジョコビッチ 6-1, 6-4, 6-4 錦織圭
5月13日開幕の男子テニス BNLイタリア国際をWOWOWメンバーズオンデマンドにて全日程無料配信中。
【放送予定】
2018年5月13日(日)~5月20日(日)
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