女子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、プレミア・マンダトリー)は16日、シングルス準決勝が行われ、世界ランク44位の
大坂なおみが同1位で第1シードの
S・ハレプ(ルーマニア)を6-3, 6-0のストレートで破る大金星をあげて決勝進出を果たし、ツアー初優勝に王手をかけた。BNPパリバ・オープンでノーシードから決勝へ進出したのは、2005年に優勝した
K・クレイステルス(ベルギー)以来13年ぶり。
>>大坂vsカサキナ 1ポイント速報<<この日、第1セットを先取した20歳の大坂は、第2セットに入っても主導権を握った。失速する女王のハレプから3度のブレークに成功。第1セットの第7ゲームから9ゲーム連取の猛攻で、勝利を手にした。試合時間は1時間3分。
女子プロテニス協会のWTAの公式サイトには「行ったり来たりだったから、試合中ずっと緊張していた。サービスで終わらせることができて本当に嬉しい」と大坂のコメントが掲載されている。
「コートの向こう側をあまり見たくなかった。集中が切れそうだったから。特に第2セットの序盤は、少し驚かされた。ハレプが私にフリーポイントをくれたようだったから。それについては、あまり考えないようにした」
決勝では、第20シードのD・カサキナと対戦する。大坂と同い年のカサキナは、準決勝で第8シードの
V・ウィリアムズ(アメリカ)を逆転で破っての勝ち上がり。
大坂のツアー決勝進出は、2016年の東レ パン パシフィック オープンテニス(東京/有明コロシアム、ハード、WTAプレミア)以来2度目。その時は、決勝で元世界ランク1位の
C・ウォズニアッキ(デンマーク)に敗れた。
今大会では1回戦で元世界ランク1位の
M・シャラポワ(ロシア)、2回戦で第31シードの
A・ラドワンスカ(ポーランド)、3回戦で世界ランク100位の
S・ヴィケリー(アメリカ)、4回戦で同58位の
M・サッカリ(ギリシャ)、準々決勝で第5シードの
Ka・プリスコバ(チェコ)、準決勝でハレプを下しての勝ち上がり。
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