男子テニスで世界ランク22位の
錦織圭は24日、都内で行われた日清食品ホールディングス株式会社の記者会見に出席。会見後の囲み取材では、休養期間のテニス界について「歳の差は感じた。自分は今年(12月)28歳になりますけど、若いとは言えない。焦りも必然的に感じながらやっていかなければいけない」と危機感を感じていた。
この日、錦織は若手の中でも現在世界ランク4位の
A・ズベレフ(ドイツ)の名をあげた。20歳のズベレフはマスターズ2大会を含む今季5勝、さらにNitto ATPファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)初出場を果たした。
「痛感したのはズベレフですね。まだ20歳で、あれだけのテニスができて。若い選手は攻撃力が勝っている分、『もろさ』もあります。そういうアグレッシブさだったりというのは、見習わなければいけないところもある」
錦織は今年5月の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)開幕前にもズベレフについて「これからずっと上位にいると思います。力もありますし、隙があまりない選手」とコメントしていた。
現在27歳の錦織は、今年8月のW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)の練習中に右手首を負傷。以降は全大会を欠場して現在休養に入っており、2018年の復帰を目指している。
今後は、11月25日に行われる日清食品 ドリームテニスARIAKE(日本/東京、ハード)にスペシャルゲストで参戦予定。
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