女子テニスの最終戦であるBNPパリバ WTAファイナルズ・シンガポール(シンガポール、室内ハード)は28日、ダブルス準決勝が行われ、
M・ヒンギス(スイス)/
チャン・ユンジャン(台湾)組は
T・バボス(ハンガリー)/
A・フラヴァコバ(チェコ)組に4-6, 6-7 (5-7)のストレートで敗れた。この結果、ヒンギスの3度目の現役生活に幕が下りた。
37歳のヒンギスは、26日に自身のフェイスブックで「シンガポールでの最後の試合が終わったら」引退すると明かしていた。
1994年にプロへ転向したヒンギスは、16歳6カ月でシングルス世界ランク1位へ上り詰めた。2002年に現役を引退し、2006年に復帰。しかし、2007年にはコカインの陽性反応で2年間の出場停止処分が下されると同時に2度目の引退を発表。その後、2013年に3度目の現役生活をスタートさせていた。
ヒンギスは26日の投稿で「これは、さよならではありません。これまでを見ても分かる通り、長くテニスから離れることはできない。これから先にどんな新しいチャンスやチャレンジが待っているか、とても楽しみにしている」と綴っており、これまでの引退後と同じようにこれからもテニスに携わっていくことが期待される。
ヒンギス/ ユンジャン組に勝利したバボス/ フラヴァコバ組は、決勝で
K・ベルテンス(オランダ)/
J・ラーソン(スウェーデン)組と対戦する。ベルテンス/ ラーソン組は準決勝で第2シードの
E・マカロバ(ロシア)/
E・ヴェスニナ(ロシア)組を破っての勝ち上がり。
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