男子テニスの国別対抗戦 デビスカップ ワールドグループ入れ替え戦(プレーオフ)日本vsブラジル(日本/大阪、靱テニスセンター)は18日、シングルス第1試合が行われ、世界ランク42位の
杉田祐一が同114位の
T・モンテイロ(ブラジル)とのエース対決を6-3, 6-2, 6-3のストレートで制し、日本は3勝1敗でワールドグループ残留を決めた。
>>添田vsクレイザー 1ポイント速報<<初日の15日、日本は第1試合でエースの杉田、第2試合で
添田豪が2連勝し、ワールドグループ残留に王手をかけた。
台風の影響で2日間の中止を余儀なくされ、迎えた18日のダブルスでは、
マクラクラン勉/
内山靖崇組が
M・メロ(ブラジル)/
B・ソアレス(ブラジル)組に挑んだが、6-7 (2-7), 4-6, 2-6のストレートで敗れ、2勝1敗となっていた。
この日、第3ゲームでモンテイロに先にブレークを許し、ゲームカウント1-3と追う展開となったが、そこから徐々にギアを上げた杉田が5ゲームを連取し第1セットを先取。
続く第2セットも勢いは衰えず、第1ゲームでブレークに成功すると4ゲームを連取。安定したプレーに加え、ラリー戦でも打ち勝つ力強さでモンテイロを圧倒し、2セットアップとする。
その後、第3セットでは第4ゲームでモンテイロにブレークを許した杉田だったが、続く第5ゲームですぐにブレークバックに成功。最後は杉田が主導権を握ってモンテイロの反撃を許さず、勝利を手にした。
18日は杉田の29歳の誕生日でもあり、バースデー勝利でワールドグループ残留を決めた。
日本は昨年のワールドグループプレーオフ ウクライナ戦で5連勝をおさめてワールドグループ残留を決めた。今年2月のワールドグループ1回戦では
錦織圭が欠場の中でフランスに1-4で敗れ、今回のプレーオフを戦っている。
日本とブラジルの組み合わせは、以下の通り。
【15日】
・シングルス第1試合:杉田祐一 6-2, 7-5, 7-6 (7-5) G・クレザー
・シングルス第2試合:添田豪 3-6, 6-4, 6-3, 6-7 (1-7), 6-4 T・モンテイロ
【18日】
・ダブルス第1試合:マクラクラン勉/ 内山靖崇 6-7 (2-7), 4-6, 2-6 M・メロ/ B・ソアレス
・シングルス第1試合:杉田祐一 6-3, 6-2, 6-3 T・モンテイロ
・シングルス第2試合:添田豪 vs G・クレザー
デビスカップは、初日に各国1位の選手と2位の選手によるシングルスをそれぞれ行う。2日目にダブルス1試合、最終日は両国1位と2位同士のシングルス2試合の合計5試合が行われ、3勝した国が勝利となる。
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