男子テニスのW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)は19日、シングルス準決勝が行われ、世界ランク23位の
N・キリオス(オーストラリア)が同31位の
D・フェレール(スペイン)に7-6 (7-3), 7-6 (7-4)のストレートで勝利し、マスターズ初の決勝進出を果たした。
>>W&Sオープン対戦表<<この日、互いにブレークポイントを与えない大接戦の末にタイブレークへ突入し、キリオスがミニブレークに成功して第1セットを先取。
続く第2セットでも両者激しいラリー戦を展開し、一歩も譲らず再びタイブレークへ。先にリードしたキリオスがポイント4-3の場面で2本のサービスエースを叩き込んでマッチポイントを握ると、最後はフェレールのバックハンドがアウトし、キリオスが2時間4分の激闘を制した。
決勝では、第7シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)と対戦する。ディミトロフは、同日の準決勝で第14シードの
J・イズナー(アメリカ)をストレートで下しての勝ち上がり。
今シーズン初の決勝進出を果たした22歳のキリオスは、準々決勝で第1シードの
R・ナダル(スペイン)をストレートで破り、キャリア通算100勝目をあげた。
四大大会に次ぐグレードの「ATPマスターズ1000」で初優勝を狙う。
一方、35歳のフェレールは今大会、1回戦で
S・ジョンソン(アメリカ)、2回戦で
J・ティプサレビッチ(セルビア)、3回戦で第11シードの
P・カレノ=ブスタ(スペイン)、準々決勝で第3シードの
D・ティーム(オーストリア)を下して準決勝へ駒を進めていた。


■関連ニュース■
・キリオス 棄権の錦織を擁護・珍事 キリオス線審にタオル渡す・キリオス哀悼の意 ナダル撃破