テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は11日、女子シングルス準々決勝が行われ、第10シードの
V・ウィリアムズ(アメリカ)が今年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)覇者で第13シードの
J・オスタペンコ(ラトビア)を6-3, 7-5のストレートで下して2年連続のベスト4進出を果たし、ウィンブルドンのシングルス100試合目を白星で飾った。
>>ウィンブルドン対戦表<<この試合、序盤から主導権を握ったヴィーナスは、1度もブレークを許さず第1セットを先取。続く第2セットも第3ゲームでブレークに成功する。その後、オスタペンコの強打に苦しみ、第6ゲームでブレークバックを許したが、第11ゲームで再びオスタペンコのサービスゲームを破ってストレートで勝利を手にした。
準決勝では、第2シードの
S・ハレプ(ルーマニア)と第6シードの
J・コンタ(英国)の勝者と対戦する。
今大会は、1回戦で
E・メルテンス(ベルギー)、2回戦で
ワン・チャン(中国)、3回戦で
大坂なおみ、4回戦で
A・コニュー(クロアチア)に勝利し、1セットも落とすことなくベスト8に駒を進めていた。
元世界ランク1位のヴィーナスは、1997年に初出場してからウィンブルドンに今年で20度目の出場で、2000・2001・2005・2007・2008年にタイトルを獲得している。昨年は準決勝で
A・ケルバー(ドイツ)に敗れていた。
今季のグランドスラムは、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)決勝で妹の
S・ウィリアムズ(アメリカ)に敗れるも準優勝。全仏オープンでは、4回戦敗退を喫した。
一方、敗れた20歳のオスタペンコは、大会初のベスト4進出とはならなかった。
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