テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は6日、男子シングルス2回戦が行われ、世界ランク51位の
A・マナリノ(フランス)に1-6, 7-5, 6-4, 6-7 (2-7), 2-6のフルセットで敗れ、惜しくも四大大会初の3回戦進出とはならなかった同44位の
杉田祐一は、試合後の会見で「粘り強いプレーをされた。それを打破する方法がなかった」とコメントした。
>>錦織vsバウティスタ=アグ 1ポイント速報<<>>ウィンブルドン対戦表<<前週のアンタルヤ・オープン(トルコ/アンタルヤ、芝、ATP250)決勝でも対戦したマナリノに3時間33分で敗れた杉田は「あそこ(第4セット)で決めたかった。引き離したかったけど、やられちゃいました」と悔やんだ。
この日は得意のストローク戦からネットでポイントを取るなど果敢に攻めたが「相手(マナリノ)もエネルギーを出してきた。劣勢に立った時、自分の中でギアを上げられなかった。セカンドセットはかなりのエネルギーを使って取れた。第2・3セットでかなり消耗した」と振り返った。
アンタルヤ・オープンではツアー初優勝を果たし、日本男子で史上3人目の快挙を達成。世界ランキングは
松岡修造の46位を抜いて
錦織圭に次ぐ日本男子歴代2位の44位を記録。今大会では1回戦でストレート勝ちし、四大大会初勝利をあげた。
「出し切った。トータルとしては、いいグラスコートシーズンだった。ランキングもここまで上げられたので、非常に自信になる」と手応えを得ていた杉田は「こういう試合をどう勝つかを考えた時に、厳しいスケジュールを組んでいるとラウンドが進むにつれてギリギリの状態になってしまう。大会数を減らせるようになるのが1番」と語った。
「自分がベストなプレーを出せば、かなりの選手に勝てるというのが、この数週間で得たものです」
一方、勝利したマナリノは、3回戦で第15シードの
G・モンフィス(フランス)と対戦する。モンフィスは2回戦で
K・エドモンド(英国)をストレートで下しての勝ち上がり。
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