テニスのウィンブルドン(イギリス/ウィンブルドン、芝、グランドスラム)は4日、
M・クリザン(スロバキア)の途中棄権により2回戦に駒を進めた第2シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)は、試合後の会見でBIG4について「男子テニスでは今は最高の時代であるのは疑いもない。我々4人が数多くの素晴らしい試合とライバル関係を作っている」とコメントした。
>>錦織vsスタコフスキ 1ポイント速報<<>>ウィンブルドン対戦表<<2003年以降、ここウィンブルドンでは、ジョコビッチ、
R・フェデラー(スイス)、
R・ナダル(スペイン)、
A・マレー(英国)のBIG4がタイトルを独占している。30歳のジョコビッチは「ロジャー(フェデラー)がその期間で一番多くの優勝を飾っている。彼だから成し得た成績だった。」
「この4人は、大きな大会へ照準を合わせているだけなのかもしれない。なぜかこの10年ちょっとは、我々が成功をおさめている。グランドスラムでは、ロジャーが準決勝進出の連続記録を持っている。グランドスラムでは私も多くの連続記録を持っているし、マレーとナダルもとても安定したプレーを見せている」とBIG4の強さについて語った。
この日、ジョコビッチは1度もブレークチャンスを与えず第1セットを先取。続く第2セットも第1ゲームでブレークに成功すると、6-3, 2-0の時点でクリザンが途中棄権を申し入れてゲームセットとなった。
2回戦では、世界ランク136位の
A・パブラセク(チェコ共和国)と対戦する。
1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)2回戦で敗れる波乱に見舞われて不調に陥ったジョコビッチは、前哨戦のAEGON国際(イギリス/イーストボーン、芝、ATP250)にワイルドカードを受けて急遽出場。1セットも落とすことなく今季2勝目をあげ、ウィンブルドン4度目の優勝に向けて弾みをつけた。
また、この日は自身のテニスへの想いを問われ「他の選手同様、トロフィーをかけて戦っているという思いをいつも持つようにしている。テニスは、毎週そんなチャンスを持てることを可能にしてくれるスポーツ。たとえ負けても、すぐに復活してまたすぐに良い成績を出せる。」
「自分自身としては、常に自分がやっていることをエンジョイしている。これまで何度も言われているが、テニスをするモチベーションの多くはテニスへの愛情と情熱。それがある限り、全ては簡単に見えるだろうし、より自然でもある」と明かした。
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