テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は29日、女子シングルス1回戦が行われ、世界ランク58位の
土居美咲は予選勝者で元世界ランク5位の
S・エラーニ(イタリア)に6-7 (7-9), 1-6のストレートで敗れ、2年ぶりの初戦突破とはならなかった。
>>錦織vsコキナキス1ポイント速報<<>>錦織ら全仏OP対戦表<<この試合、土居は第1セットをタイブレークの末に落とし、続く第2セットでは第1ゲームからブレーク合戦となった。
しかし、第3ゲーム終了時に前週のニュルンベルガー・カップ(ドイツ/ニュルンベルク、レッドクレー、WTAインターナショナル)で痛めた右脇腹を気にする場面が見られた。
第5ゲーム終了後、メディカルタイムアウトを要求してトレーナーに治療を受けるも、最後は怪我によりボールを追うことが出来ずに敗れた。
26歳の土居は、前哨戦のニュルンベルガー・カップでベスト4に進出するも、右脇腹の痛みにより準決勝で棄権を余儀なくされていた。
過去の全仏オープンでは、2015年に1回戦で
P・ツェトコフサ(チェコ共和国)をストレートで下して大会初勝利をあげて2回戦へ進出。昨年は1回戦で
S・ストーサー(オーストラリア)に敗れていた。
一方、勝利した30歳のエラーニは、怪我を理由に現在ランキングを落としているが、2012年の全仏オープンで準優勝を果たすなどの実力者。ダブルスでは
R・ビンチ(イタリア)とのペアで生涯グランドスラムを達成している。
2回戦では、第13シードの
K・ムラデノヴィック(フランス)と世界ランク88位の
J・ブレイディ(アメリカ)の勝者と対戦する。
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