テニスの全仏オープン・ジュニア2017の本戦出場権をかけた「全仏オープン・ジュニア2017ワイルドカード選手権大会 in partnership with LONGINES パリ決勝大会」(フランス/パリ、レッドクレー)は27日、女子シングルス決勝戦が行われ、永田杏里(愛知県/南山高等学校女子部所属/17歳)がコリー・ガウフ(アメリカ)を6-4, 6-4のストレートで破り、見事本戦への切符を手にした。
前日の予選リーグ2試合に勝利し、決勝戦へ駒を進めた永田。この日は相手にブレークチャンスを握られる場面でも、力強いフォアハンドでピンチをしのいだ。さらにドロップショットやロブを有効に使い、ストレートで制した。
試合後、永田は「とても嬉しいです」と笑顔で喜んだ。
「緊張して弱気になったところもありましたけど、最後は打ち勝てたことで、勝利したと思います」
11本のダブルフォルトを犯すなどプレーに波があるガウフについては「ラリーになってから自分の展開に持ち込もうと思っていたので、相手の速いサーブを返すところから始めました」と振り返った。
ローランギャロスで勝利を手にし、昨年の
清水綾乃に続いて日本勢2年連続で本戦入りを果たした永田は「雰囲気も良くて、応援してくださる方も多かったので、よりここで勝ちたいと思いました」とコメント。
最後に、本戦へ向けて「応援してくださる方の前で少しでも勝てるように頑張りたいです」と意気込んだ。
今大会は今年3月に行われた日本予選大会を優勝した白石光(東京都/有明ジュニアテニスアカデミー所属/17歳)と永田の2名が、世界5カ国(中国、インド、ブラジル、韓国、アメリカ)の予選大会優勝選手たちと全仏オープン・ジュニアの本戦出場権をかけて戦う。
26日にフランス・パリ市内の名門クラブで行われる予選グループリーグを勝ち抜いた各グループ1位の選手が、27日の全仏オープンの会場で行われる決勝で本戦出場権を争う。
昨年、男子は
田島尚輝が惜しくも予選リーグ敗退。女子は清水綾乃が
佐藤久真莉を決勝で破り、本戦への切符を手にした。
【開催概要】<日本語正式名称>
全仏オープン・ジュニア2017ワイルドカード選手権大会 in partnership with LONGINES パリ決勝大会
<英語正式名称>
RENDEZ-VOUS A ROLAND-GARROS IN PARTNERSHIP WITH LONGINES(ランデブー ア ローラン・ギャロス ジャパン イン パートナーシップ ウィズ ロンジン)
<日時>
2017年5月26日(金)、27日(土)※フランス現地時間
<試合形式>
・ベスト オブ スリータイブレークセット
・26日(金) 男女それぞれA・Bのグループリーグに分かれて試合を実施
・27日(土) 各グループ1位にて決勝戦を実施
※男女それぞれの優勝者には全仏オープン・ジュニア2017大会出場権を付与
<会場>
26日(金) フランス・パリ市内 名門クラブ
27日(土) 全仏オープン会場 ローラン・ギャロス内コート
<主催>
フランステニス連盟 (FFT)
<オフィシャルパートナー>
ロンジン
<出場選手>
各国予選大会を勝ち抜いた13歳から18歳までのプレーヤー 男女各6名
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