【現地レポート】テニスの全仏オープン・ジュニア2016の本戦出場権をかけた「全仏オープン・ジュニア2016 ワイルドカード選手権大会 in partnership with LONGINES パリ決勝大会」(フランス/パリ、レッドクレー)は21日、女子シングルス決勝戦が行われ、第4シードの
清水綾乃が第3シードの
佐藤久真莉との日本人対決を6-4, 6-2のストレートで制して初出場で優勝を飾り、本戦への切符を手にした。
20日に清水と佐藤はフランスのパリ近郊名門クラブ(フランス/モンルージュ、レッドクレー)で女子シングルスの予選グループリーグを勝ち抜き、ローランギャロスで行われる決勝戦へ駒を進めた。
両者は今年3月の日本予選大会決勝でも対戦し、その時も清水がストレートで勝利していた。
試合後、清水は「日本で対戦した時よりも攻めていた展開が少なかったことが反省点。」と現状を受け止め、今回の優勝は「素直に嬉しいです。」と笑顔でコメントした。
決勝で対戦した佐藤久真莉
続けて「まず日本で優勝することが目標だったので、まさか世界で優勝するとは思っていなかった。」と驚きを隠せていなかった。
試合後のインタビュー時の清水綾乃
本戦に向けては「自分より格上の選手しかいないので、チャレンジャーの気持ちで思いっきりやっていきたいです。」と意気込みを語った清水。試合後には観客からサインを求められていた。
サインに応じる清水綾乃
今大会は日本から、日本予選大会を見事優勝した清水、決勝で惜敗するも世界ジュニア・ランキングで次点につけている佐藤、さらに男子からは
田島尚輝が世界4カ国(中国・インド・ブラジル・韓国)の予選大会優勝選手たちと全仏オープン・ジュニアの出場権をかけて戦った。
これまで北京(中国)、ニューデリー(インド)、サンパウロ(ブラジル)で予選大会を実施しており、今年は初開催となる東京、ソウル(韓国)、上海(中国)に加えて、ニューデリーとサウンパウロの5カ国にて予選大会を実施。
世界最高峰のレッドクレーを舞台に、若い日本人選手たちが世界の同世代のトッププレーヤーたちと対戦することで、今後の日本テニス界を牽引していくプレーヤーに成長することが期待されている。
【開催概要】
日本語正式名称:全仏オープン・ジュニア ワイルドカードカード選手権大会 in partnership with LONGINES パリ決勝大会
英語正式名称:RENDEZ-VOUS A ROLAND-GARROS JAPAN IN PARTNERSHIP WITH LONGINES(ランデブー ア ローラン・ギャロス ジャパン イン パートナーシップ ウィズ ロンジン)
日程:2016年5月20日(金)-21日(土)※フランス時間
会場:20日(金)/フランス・パリ近郊名門クラブ、21日(土)/全仏オープン会場内コート6
出場選手:各国予選大会を勝ち抜いた13歳から18歳までのプレーヤー 男女各6名
試合方法:男女シングルス ベスト オブ スリータイブレークセット
・20日(金) 男女それぞれA・Bのグループリーグに分かれて試合を実施
・21日(土) 各グループ1位にて決勝戦を実施
※男女それぞれの優勝者には全仏オープン・ジュニア2016大会出場権を付与
主催:フランステニス連盟
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