男子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)は17日、シングルス2回戦が行われ、第7シードの
錦織圭が世界ランク30位の
D・フェレール(スペイン)を7-5, 6-2のストレートで下して初戦突破を果たし、前週のムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)で負傷した右手首の怪我からの復帰戦を白星で飾った。
>>錦織3回戦 1ポイント速報<<>>錦織らBNLイタリア国際対戦表<<今大会は上位8シードは1回戦免除のため、この日が初戦だった錦織は、第5ゲームでブレークに成功するも、続く第6ゲームでブレークバックを許す。その後は両者サービスキープが続く中、錦織は右手首の不安を感じさせないプレーを見せ、第11ゲームで2度目のブレークに成功し、第1セットを先取。
続く第2セットでは、第1ゲームで早くもブレークする好調な立ち上がり。リターンエースや逆をつくプレーで翻弄して主導権を握ると、その後もキャリア700勝を誇る元世界ランク3位のフェレールを寄せつけず、勝利を手にした。
3回戦では、世界ランク34位の
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)と同53位の
K・エドモンド(英国)の勝者と対戦する。
順当に勝ち進んだ場合、準々決勝で第2シードのジョコビッチか第15シードの
P・カレノ=ブスタ(スペイン)、準決勝で第4シードの
R・ナダル(スペイン)か第8シードのD・ティエムと対戦する組み合わせ。
錦織はBNLイタリア国際に3年連続4度目の出場。昨年は大会初のベスト4進出を果たした。
今シーズンは、3月のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)でベスト8へ進出するも右手首を負傷。続くバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)は怪我が完治せず欠場した。
約1カ月半ぶりの実戦となった前週のムチュア・マドリッド・オープンでは準々決勝で
N・ジョコビッチ(セルビア)と対戦予定だったが、右手首の怪我が再発して試合前に棄権した。
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