女子テニスのポルシェ・テニス・グランプリ(ドイツ/シュトゥットガルト、レッドクレー、WTAプレミア)は30日、シングルス決勝が行われ、ワイルドカードで出場の
L・シゲムンド(ドイツ)が世界ランク19位の
K・ムラデノヴィック(フランス)を6-1, 2-6, 7-6 (7-5)のフルセットで破って今季初、キャリア通算2度目のタイトルを獲得した。
この試合、シゲムンドは第1セットで3度のブレークに成功して先取するも、続く第2セットでは1度もブレークチャンスを掴めずに落とし、セットカウント1-1に。
その後、ファイナルセットでは両者一歩も譲らない接戦となり、2度のブレークからタイブレークへ突入。一進一退の攻防が続く中、最後はシゲムンドがポイントを連取し、2時間29分で勝利を手にした。
29歳のシゲムンドは今大会、1回戦で
ザン・シュアイ(中国)、2回戦で第8シードの
S・クズネツォワ(ロシア)、準々決勝で第2シードの
Ka・プリスコバ(チェコ共和国)、準決勝で第4シードの
S・ハレプ(ルーマニア)らシード選手を次々と破り、大会初の決勝進出を果たしていた。
一方、敗れたムラデノヴィックは今大会の準決勝で、薬物使用による約15カ月の処分から明けてワイルドカードで出場していた
M・シャラポワ(ロシア)を逆転で下し、決勝へ駒を進めていた。
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