男子テニスのバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)は27日、シングルス3回戦が行われ、10度目の優勝を狙う第3シードの
R・ナダル(スペイン)が世界ランク66位の
K・アンダーソン(南アフリカ)を6-3, 6-4のストレートで下し、2年連続11度目のベスト8進出を果たした。
この試合、ナダルは長身のアンダーソンから2度のブレークに成功。自身はアンダーソンに1度もブレークポイントを与えず、1時間33分で勝利した。
準々決勝では予選勝者のチャン・ヘヨンと対戦する。両者は今回が初の顔合わせ。
チャンは3回戦で第8シードの
A・ズベレフ(ドイツ)を6-1, 6-4のストレートで下しての勝ち上がり。
ナダルは今大会、初戦の2回戦で世界ランク69位の
R・デュトラ・シルバ(ブラジル)に6-1, 6-2のストレートで勝利して3回戦に駒を進めていた。
「クレーキング」の異名を持つナダルは、バルセロナ・オープンに7年連続13度目の出場。過去のバルセロナ・オープンでは2005年から2009年にかけて5連覇、2011年から2013年で3連覇を達成しており、昨年は決勝で
錦織圭を破って大会史上最多の9度目の優勝を飾った。
前週のモンテカルロ・ロレックス・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)では、オープン化以降初となる同一大会で10度の優勝を飾る偉業を達成。さらに、49勝のG・ヴィラス(アルゼンチン)を抜いてクレー大会で歴代最多の50勝目をマークし、キャリア通算70勝目をあげた。
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