男子テニスで毎年2月に開催されるメンフィス・オープン(アメリカ/メンフィス、室内ハード、ATP250)は41年間の歴史に別れを告げ、開催地が変更される。
同大会は1976年から開催されているアメリカで最も長い歴史を持つトーナメントの1つであり、ATPがアメリカで開催する唯一のインドア大会である。
2015年にメンフィス・オープンの運営権を買収したGFスポーツは今回、ブルックリン・スポーツ&エンターテイメントとのパートナーシップを発表すると同時に、同大会の開催地の変更を発表した。
メンフィス・オープンはテネシー州からニューヨーク州のロングアイランドに2018年より会場を移す。会場となるナッソー・ベテランズ・メモリアル・コロシアムは1億6,500万ドル(約182億7,000万円)をかけて2015年から改修され、2017年4月5日に営業を再開した。
メンフィス・オープンの歴代勝者には、
B・ボルグ(スウェーデン)、
J・コナーズ(アメリカ)、
A・アガシ(アメリカ)、
I・レンドル(アメリカ)、
P・サンプラス(アメリカ)、そして
錦織圭などが名を連ねる。
錦織は同大会を2013年から2016年にかけて4連覇する偉業を達成。今年はアルゼンチン・オープン(アルゼンチン/ブエノスアイレス、レッドクレー、 ATP250)とリオ・オープン(ブラジル/ リオデジャネイロ、レッドクレー、ATP500)に出場するため欠場した。
ナッソー・ベテランズ・メモリアル・コロシアムでの新たな大会は2018年2月10日から18日にかけて開催される。
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