男子テニスのマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)は31日、シングルス準決勝が行われ、第4シードの
R・フェデラー(スイス)が第12シードの
N・キリオス(オーストラリア)との死闘を7-6 (11-9), 6-7 (9-11), 7-6 (7-5)のフルセットで制して11年ぶり4度目の決勝進出を果たし、3度目のタイトル獲得に王手をかけた。決勝では第5シードの
R・ナダル(スペイン)と対戦する。
>>錦織らマイアミOP対戦表<<第1セット、序盤はフェデラー優勢で試合が進むも、第7ゲームで先にブレークを許してしまう。その後もキリオスの高速サービスに苦しめられるが、ネットプレーに出るなど積極的に攻め続けて第10ゲームでブレークバックに成功。タイブレークではミニブレークし合う展開となったが、フェデラーがキリオスからミスを誘い出してこのセットを先取。
続く第2セットも激しいストローク戦となり、タイブレークにもつれる接戦に。フェデラーがウィナーを奪うなどで2本のマッチポイントを握ったが、これを決めきることが出来ずセットカウント1-1に。
ファイナルセットも両者サービスキープが続いたが、最後まで集中を切らさなかったフェデラーがタイブレークを制して、3時間10分の死闘を制した。
フェデラーとナダルは今回が37度目の対戦で、フェデラーの13勝23敗。直近のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)4回戦では、フェデラーが勝利している。
マイアミ・オープンで対戦するのはこれが4度目で、2005年はフェデラー、2004・2011年にはナダルが勝利していた。
今大会、フェデラーは初戦の2回戦で
F・ティアフォー(アメリカ)、3回戦で第29シードの
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)、4回戦で第14シードの
R・バウティスタ=アグ(スペイン)にストレート勝ち。準々決勝では
T・ベルディヒ(チェコ共和国)に2本のマッチポイントを握られる崖っぷちに立たされるも、フルセットで勝利した。
過去のマイアミ・オープンでは、2005・2006年に連覇を達成しており、11年ぶり3度目の優勝を狙う。
一方、惜しくも敗れたキリオスはマスターズ初の決勝進出とはならなかった。
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