男子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)は19日、シングルス決勝が行われ、第9シードの
R・フェデラー(スイス)が第3シードの
S・ワウリンカ(スイス)とのスイス勢対決を6-4, 7-5のストレートで制してキャリア通算90勝目をあげ、
N・ジョコビッチ(セルビア)に並ぶ大会最多5度目の優勝を果たした。
>>BNPパリバ対戦表<<決勝戦、フェデラーは第1セットを先取したが、第2セットはワウリンカにリードを許す。その後、第4ゲームでブレークバックに成功し、第12ゲームでは1本目のマッチポイントで最後ボレーを決め、1時間20分で全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)に続き今季2勝目を手にした。
今年の全豪オープン準決勝でもワウリンカに勝利していたフェデラーは、第2シードのジョコビッチ、第5シードの
R・ナダル(スペイン)、第15シードの
N・キリオス(オーストラリア)ら強敵が名を連ねたボトムハーフの下半分から1セットも落とさず頂点に立った。
今大会の日本勢は第4シードの
錦織圭が2年連続ベスト8進出を果たしたが、準々決勝で第17シードの
J・ソック(アメリカ)にフルセットで敗退。また、
西岡良仁は第19シードの
I・カルロビッチ(クロアチア)、第13シードの
T・ベルディヒ(チェコ共和国)らを破る快進撃でマスターズ初のベスト16進出。4回戦では準優勝のワウリンカをあと一歩まで追い詰めた。
第1シードの
A・マレー(英国)は初戦の2回戦で敗退、4連覇と6度目の優勝を狙ったジョコビッチは4回戦で姿を消した。
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