男子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)は17日、シングルス準々決勝が行われ、第4シードの
錦織圭は第17シードの
J・ソック(アメリカ)に3-6, 6-2, 2-6のフルセットで敗れ、大会初のベスト4進出を逃した。もし勝利していた場合、第9シードの
R・フェデラー(スイス)との準決勝だったが、実現とはならなかった。
>>BNPパリバ対戦表<<第1セット、ダブルフォルトなどのミスを重ねてしまった錦織は第2ゲームでいきなりブレークを許す。続く第4ゲームはブレークポイントをしのいだが、その後もソックの強打におされて、このセットを落とす。
続く第2セットは錦織がミスの増えてきたソックの隙をついて、第4ゲームで先にブレークに成功。徐々に調子をあげてきた錦織は、得意のストロークでポイントを先行し、リードを守ってこのセットを奪い返す。
ファイナルセットは、第1ゲームでいきなりブレークを許す苦しい展開に。その後もネットプレーなど積極的に攻める錦織だったが、ソックの冷静なプレーにかわされて挽回することができず、フルセットで敗退となった。
今大会は、初戦の2回戦で世界ランク41位の
D・エヴァンス(英国)、3回戦で第25シードの
G・ミュラー(ルクセンブルグ)、4回戦で世界ランク60位の
D・ヤング(アメリカ)をそれぞれストレートで下して勝ち上がっていた。
錦織はBNPパリバ・オープンに7年連続で出場。昨年は準々決勝で
R・ナダル(スペイン)にストレートで敗れた。
今季は、2月のメンフィス・オープン(アメリカ/メンフィス、ハード、ATP250)を欠場し、アルゼンチン・オープン(アルゼンチン/ブエノスアイレス、レッドクレー、ATP250)とリオ・オープン(ブラジル/ リオデジャネイロ、レッドクレー、ATP500)のクレー2大会に第1シードで出場。
アルゼンチン・オープンは準優勝を飾ったが、リオ・オープンでは1回戦で地元の
T・ベルッチ(ブラジル)にストレートで敗れ、2015年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)以来 約1年半ぶりの初戦敗退を喫した。
一方、マスターズ初のベスト4進出を果たしたソックは、準決勝で第9シードのフェデラーと対戦する。フェデラーは第15シードの
N・キリオス(オーストラリア)の棄権により、労せず準々決勝に駒を進めた。
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