男子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)は15日、シングルス4回戦が行われ、世界ランク70位の
西岡良仁は第3シードの
S・ワウリンカ(スイス)に6-3, 3-6, 6-7 (4-7)の逆転で敗れ、惜しくもマスターズ初のベスト8進出とはならなかった。
>>BNPパリバ対戦表<<この日、第1セットの第3ゲームで早くもブレークした西岡だったが、続く第4ゲームでブレークバックを許す。その後、ワウリンカに主導権を渡すことなく、互角の打ち合いを見せた西岡が粘り強いラリー戦からミスを誘い出して第7・第9ゲームでブレークに成功し、第1セットを先取する。
続く第2セットでは、ギアを上げてきたワウリンカに第3ゲームでブレークを許し、その後もピンチをしのいで食らいつくが、ワウリンカのサービスゲームを破ることができずにこのセットを落とし、勝敗はファイナルセットへ。
ファイナルセットでは第1ゲームでブレークに成功した西岡がペースを掴み、第10ゲームでは勝利まであと2ポイントまで迫るが、ワウリンカにブレークバックを許してゲームカウント5-5に。その後、第11ゲームで西岡がこのセット2度目のブレークに成功するも、第12ゲームでブレークバックされ、タイブレークへもつれ込む。
その後、世界ランク3位のワウリンカへ果敢に攻め込むも、最後はワウリンカにポイント連取を許して敗れた。
現在21歳の西岡は今大会、予選で敗れるも欠場者が出たためラッキールーザーで本戦入り。1回戦は予選決勝で対戦した
E・イメル(スウェーデン)(スウェーデン)をストレートで下すと、2回戦で第19シードの
I・カルロビッチ(クロアチア)、3回戦で第13シードの
T・ベルディヒ(チェコ共和国)らシード勢を次々を破る快進撃でマスターズ初のベスト16進出を果たしていた。
勝利したワウリンカは、16日に行われる準々決勝では、第8シードのD・ティエムと第10シードの
G・モンフィス(フランス)の勝者と対戦する。
同日に行われた4回戦では、第4シードの
錦織圭が世界ランク60位の
D・ヤング(アメリカ)に6-2, 6-4のストレートで勝利し、2年連続2度目のベスト8進出。
また、第9シードの
R・フェデラー(スイス)が第5シードの
R・ナダル(スペイン)を6-2, 6-3のストレートで下して2年ぶり11度目の8強入りを決めた。
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