男子テニスツアーの下部大会である慶應チャレンジャー国際テニストーナメント2017(日本/神奈川県、ハード、ATPチャレンジャー)は1日、ダブルス1回戦が行われ、ワイルドカードで出場の福田真大/ 今村昌倫組が第2シードのペン・シェンイン(中国)/
Sa・ラティワタナ(タイ)組を2-6, 7-6 (10-8), 10-5の逆転で下す金星をあげ、ベスト8進出を決めた。
この試合、福田/今村組は第2シードペアのプレーに押され、第1セットを落とす。第2セットでは、途中何度もセットポイントが訪れるも決めきれず、タイブレークへ突入。そして大接戦の末にこのセットを奪うと、ファイナルセットの10ポイントマッチ・タイブレークでは序盤からリードし、1時間22分で勝利した。
福田は慶應義塾大学新2年、今村は同大学新1年と、共に10代のペア。福田は昨年の関東学生新進テニス選手権大会で同大学の韓成民とペアを組み、優勝。現在、清風高校3年の今村は、昨年8月のインターハイダブルスでタイトルを獲得し、全日本ジュニアでもダブルスベスト4に進出した。
両者は試合後にインタビューに応じ、試合について振り返った。福田は「相手が格上ということで、しっかり自分たちのできることをやろうと試合に入った。1セット目を取られても、自分たちのプレーを貫けたことが勝ちにつながったのかと思う。互いに信頼しているからこそ、やりたいプレーをすることができて、それが勝ちにつながった」とコメント。
一方の今村は「福田さんが声をどんどん出して引っ張ってくれて、すごくプレーしやすかった。福田さんは前衛時の動きがすごいので、自分は楽しんでプレーできた」と振り返った。
準々決勝ではS・デ=ワード(オーストラリア)/B・マクラクラン(ニュージーランド)組と対戦する
次戦に向け「次の相手はビッグサーバーなので、ひかないで自分たちからポイントを取りに行って、今日みたいな接戦になっても勝てるように頑張りたい」と福田は意気込んだ。
今村も「相手は格上なので、チャレンジャーの気持ちを持って楽しんでプレーをしたい」と締めくくった。
インタビューに応じた(左から)福田と今村
また、同日にはシングルスとダブルスの2回戦が行われ、シングルスに登場した第1シードの
杉田祐一はベスト8進出を果たしたが、予選勝者の
仁木拓人と、ダブルスに登場した矢多弘樹/
望月勇希組は敗れた。
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