テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は27日、男子シングルス準決勝が行われ、第9シードの
R・ナダル(スペイン)が第15シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)との死闘を6-3, 5-7, 7-6 (7-5), 6-7 (4-7), 6-4のフルセットで制し、3年ぶり4度目の決勝進出を果たした。決勝では第17シードの
R・フェデラー(スイス)との黄金カードが実現する。両者が四大大会の決勝で対戦するのは、2011年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)以来 約6年ぶり。
>>フェデラーvsナダル 1ポイント速報<<>>全豪OP 対戦表<<この試合、ナダルは第1セットの第1ゲームでディミトロフに早くも2本のブレークチャンスを与える展開となったが、ピンチをしのいでキープすると第4ゲームでブレークに成功し、このセットを先取。
第2セットはディミトロフに強烈なショットを決められて落とすも、続く第3セットではロングラリーを制すなど粘りを見せ、タイブレークを制してセットカウント2-1に。
第4セットは両者サービスキープからタイブレークへ突入するが、ディミトロフにミニブレークを許したナダルはこのセットを落とし、勝敗はファイルセットへ。
ファイナルセットでも激闘を繰り広げ、第8ゲームでディミトロフに与えた2本のブレークポイントをいずれもしのぎ切ったナダルは、第9ゲームでブレークに成功。ディミトロフの反撃を許さず、勝利を手にした。
決勝で対戦するフェデラーとは今回が35度目の対戦で、ナダルの23勝11敗。直近は2015年のスイス・インドア(スイス/バーゼル、室内ハード、ATP500)決勝で、その時はフェデラーが勝利。四大大会では、2014年の全豪オープン準決勝以来となる。
今大会、ナダルは3回戦でフルセットの激闘の末に第24シードの
A・ズベレフ(ドイツ)を撃破。4回戦では粘る第6シードの
G・モンフィス(フランス)を振り切り、準々決勝では第3シードの
M・ラオニッチ(カナダ)にストレート勝ちしていた。
過去の全豪オープンでは、2009年にフェデラーを破ってタイトルを獲得。2012・2014年も決勝へ進出している。
■関連ニュース■
・フェデラー「まさか夢にも」・ナダルとフェデラーの復活か・復活要因 フェデラーへの相談?