男子テニスのマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)は日本時間31日(現地30日)、シングルス決勝が行われ、世界ランク54位の
J・メンシク(チェコ)が第4シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)を7-6 (7-4), 7-6 (7-4)のストレートで破り、ツアー初優勝を果たした。表彰式でメンシクは「人生で最大の日になった」と感慨を口にした。
>>【動画】19歳メンシクがジョコビッチ撃破でV、優勝の瞬間<<>>錦織vsクルーガー 1ポイント速報<<>>錦織 圭、ダニエル 太郎ら 米男子クレーコート選手権組合せ<<19歳のメンシクが同大会の本戦に出場するのは今回が初。今大会は1回戦で世界ランク50位の
R・バウティスタ=アグ(スペイン)、2回戦で第6シードの
J・ドレイパー(イギリス)、3回戦で同71位の
R・サフィウリンを下し16強入り。4回戦では第20シードの
T・マハツ(チェコ)が試合前に棄権し準々決勝に駒を進めると、準々決勝では第17シードの
A・フィス(フランス)、準決勝では第3シードの
T・フリッツ(アメリカ)を下した。
決勝戦、強烈なサービスと思い切りの良いストロークでジョコビッチを圧倒した序盤のメンシクは第2ゲームでいきなりブレークに成功。その後は徐々に勢いを取り返したジョコビッチに第7ゲームでブレークバックを許すが、タイブレークでは3度のミ二ブレークに成功し、先行する。
第2セットは互いにサービスゲームをキープし再びタイブレークへ。第1セットと異なりミ二ブレークの応酬となるが、最後はジョコビッチのリターンがアウトとなり、2時間3分で歓喜のタイトル獲得となった。
メンシクは「ATPマスターズ1000」初の決勝進出でツアー初のトロフィーを手にした。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはメンシクのコメントが掲載されている。
「正直なところ、何と言ったらいいのか。信じられない気持ちだよ。おそらく人生で最大の日になったと思うし、試合前に緊張をコートの外に置いてきて、良いパフォーマンスを見せることができたのは本当によかった。とても幸せな気分だし、この気持ちは後からやってくると思う」
「ノヴァーク(ジョコビッチ)と対戦するのは初めてじゃないんだ。テニスにおいて、決勝で彼を倒すことほど難しいことはないよ。でも、もちろん選手としては最高の気分だから、前のラウンドと同じように試合に集中することを心がけたよ」
一方、敗れたジョコビッチはこの決勝戦で勝利すれば、大会歴代単独最多となる7勝目、キャリア通算ツアー100勝目の達成、そして「ATPマスターズ1000」における史上最多となる41度目、さらに史上最年長37歳10ヵ月での優勝という4つの記録を打ち立てる歴史的な日だったが、それを達成することはできなかった。
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