テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は23日、男子シングルス4回戦が行われ、第6シードの
G・モンフィス(フランス)を下して2年ぶり9度目のベスト8進出を果たした第9シードの
R・ナダル(スペイン)が、試合後の会見で「大切な勝利を飾れて、とてもハッピー」と喜びを口にした。
>>全豪OP 対戦表<<2015年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)以来となる四大大会8強入りを決めたナダルは「とても大きな意味がある。ここ数年はたどり着けなかったグランドスラムの準々決勝。特にハードコートでまた勝ち上がれて、シーズンを始められたというのは最高のニュース」と手応えを得ていた。
この日、第3セットを落とすも、モンフィスを6-3, 6-3, 4-6, 6-4で振り切ったナダルは「第3セットを失い、次(第4セット)も2-4とリードされていた。フルセットになる可能性があったし、試合はタフだった」と振り返った。
「彼(モンフィス)にもチャンスはあった。自分にもチャンスはあったけど、ミスしてしまった。それから彼は良いサービスを打ち始めていた。彼は何をしてくるは分からない選手。勝てたことは前向きにとらえられる。最後の数ゲームはとても良かった」
準々決勝では、前哨戦のブリスベン国際(オーストラリア/ブリスベン、ハード、ATP250)で敗北を喫した第3シードの
M・ラオニッチ(カナダ)と対戦する。
ラオニッチは同日の4回戦で、第13シードの
R・バウティスタ=アグ(スペイン)を7-6 (8-6), 3-6, 6-4, 6-1で破り、3年連続3度目のベスト8進出を果たしている。
ナダルは「どう違うかは分からない。きっとタフな試合になるはず。ブリスベンでは負けている。それでも接戦だったのも事実。彼(ラオニッチ)との対戦は常にプレッシャーを感じる。なぜなら、ビッグサービスを持っていて、ベースラインから攻撃的にプレーしてくるから」と警戒した。
「そんな試合へしっかり準備したい。自分のサービスに集中して、積極的なプレーに努める。そうでなければ勝ち目はない」
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