男子テニスのエキシビション・イベント、ムバダラ・ワールド・テニス・チャンピオンシップ(アラブ首長国連邦/アブダビ、ハード)は30日、シングルス準決勝が行われ、世界ランク1位の
A・マレー(英国)は同11位の
D・ゴファン(ベルギー)に6-7 (4-7), 4-6のストレートで敗れた。
現在29歳の王者マレーは、今季9大会で優勝。グランドスラムはウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)で1勝をあげ、8月のリオデジャネイロ・オリンピック(ブラジル/リオデジャネイロ、ハード)ではロンドン・オリンピック(イギリス/ロンドン、芝)に続き五輪2大会連続の金メダルを獲得。
さらに、10月のチャイナ・オープン(中国/北京、ハード、ATP500)から4大会連続で優勝を飾ると、11月7日には
N・ジョコビッチ(セルビア)を抜いて自身初の世界ランク1位へ上り詰めた。
そして、ATPワールドツアー・ファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)では大会初優勝と年間世界ランキング1位の座を手にし、圧倒的な強さを見せて2016年シーズンを締めくくった。
マレーの2017年はカタール・エクソンモービル・オープン(カタール/ドーハ 、ハード、ATP250)からスタートする。
一方、マレーに勝利したゴファンは、決勝で
R・ナダル(スペイン)と対戦する。ナダルは初戦で
T・ベルディヒ(チェコ共和国)、準決勝で
M・ラオニッチ(カナダ)を破っての勝ち上がり。
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