男子テニスのATPワールドツアー・ファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)は16日、グループ・ジョン マッケンローの予選ラウンドロビンが行われ、第1シードで世界ランク1位の
A・マレー(英国)に7-6 (11-9), 4-6, 4-6の逆転で敗れた第5シードの
錦織圭(日本)は、試合後の会見で「ポイントを取るパターンは、前より明確になっている。近づいているなぁというのは感じます」と手応えを感じていた。
>>ファイナルズ組み合わせ表<<全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)準々決勝では錦織が死闘の末に勝利したが、この日は「簡単に1ポイントを取らせてくれないのが彼(マレー)の強み。ファイナルセットで彼のレベルは落ちない」と王者の力を痛感していた。
この日の敗戦でマレーとの対戦成績は2勝8敗。
14日の初戦では、今年の全米オープンを制した第3シードの
S・ワウリンカ(スイス)にストレートで勝利していた。
2年ぶり2度目のベスト4進出へ向け、18日の第3戦で第7シードの
M・チリッチ(クロアチア)と対戦する錦織は「(マレー戦の)内容は悪くなかったので、自信を持って次の試合に臨めると思います」と意気込んだ。
予選ラウンドロビンの結果は以下の通り。
【グループ・ジョン マッケンロー】(1)A・マレー 2勝0敗
(3)S・ワウリンカ 1勝1敗
(5)錦織圭 1勝1敗
(7)M・チリッチ 0勝2敗
【グループ・イバン レンドル】(2)
N・ジョコビッチ(セルビア) 2勝0敗
(4)M・ラオニチ 1勝1敗
(6)
G・モンフィス(フランス) 0勝2敗
(8)D・ティエム 1勝1敗
ATPワールドツアー・ファイナルズは4選手が2グループに分かれて総当り戦を行い、各グループの上位2名が決勝トーナメントに進出。1位通過者はもう一方のグループの2位通過者と準決勝で対戦する。
獲得ポイントは予選ラウンドロビン1勝あたり200ポイント、決勝進出で400ポイント、優勝すると500ポイント、最大で1,500ポイントを獲得する。
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