男子テニスで世界ランク10位の
T・ベルディヒ(チェコ共和国)は、虫垂炎の治療のために2週間の休養を取ることを決断したため、13日から開幕する男子ツアー最終戦のATPワールドツアー・ファイナルズ(イギリス/ロンドン、ハード)の補欠選手1番手の座を退くことになったと自身の公式ツイッターで明かした。
>>ファイナルズ組み合わせ表<<>>錦織vsワウリンカ1ポイント速報<<8月下旬に行われた全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)を虫垂炎のために欠場していたベルディヒは、医師からのアドバイスで休養をとりながらの経過観察を勧められたと、海外メディアは伝えている。
2017年シーズンの最初のグランドスラムである全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)まであと10週間に迫った今、31歳のベルディヒは虫垂炎の問題を解消するべく努めることになった。
「2016年シーズンも終わり、皆さんからのポジティブなエネルギーや素晴らしいサポートに感謝したい。プラハで医師と相談した結果、2週間の休養を勧められ、その間にどのような処置をとるか経過をみようということになった。」とツイッターに綴っていた。
ベルディヒは、今季のレギュラーツアー最後の大会となったBNPパリバ・マスターズ(フランス/パリ、ハード、ATP1000)でベスト8進出。その準々決勝では優勝した
A・マレー(英国)に敗れた。
10月に行われたシンセン・オープン(中国/シンセン、ハード、ATP250)での優勝が唯一獲得したタイトルだったベルディヒは、その優勝で今季獲得ポイントの上位8選手にしか出場権が与えられない最終戦への可能性が残されていた。
しかし、BNPパリバ・マスターズでの準々決勝敗退で惜しくも実現することはなかったが、補欠選手1番手としてロンドン入りする予定だった。
ベルディヒに代わり、
D・ゴファン(ベルギー)が補欠選手1番手となり、すでに現地に到着している。
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