男子テニスの楽天ジャパン・オープン(東京/有明コロシアム、ハード、ATP500)は5日、シングルス2回戦が行われ、2年ぶり3度目の優勝を狙った第1シードの
錦織圭は世界ランク34位の
J・ソウサ(ポルトガル)と対戦したが、第1セットの第8ゲーム途中で臀部の痛みにより棄権を余儀なくされた。錦織が楽天ジャパン・オープンでベスト8を前に姿を消すのは、2011年以来5年ぶり。
>>楽天OP対戦表<<今大会に万全の状態で臨んだ錦織は、鋭いストロークでソウサを圧倒し、ゲームカウント3-0とリードする。しかし、第3ゲームを終えた時点でトレーナーを呼んで治療を受け、険しい表情を見せていた。
続く第4ゲームはサービスキープしたが、そこから思うように体を動かすことが出来ない錦織は、3ゲームを連取される。そして、第8ゲームの途中でプレー続行が不可能となり、棄権を申し入れた。
今年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)では、
M・チリッチ(クロアチア)との4回戦で左脇腹の痛みにより途中棄権。
その後は、ロジャーズ・カップ(カナダ/トロント、ハード、ATP1000)で準優勝、リオデジャネイロ・オリンピック(ブラジル/リオデジャネイロ、ハード)で日本勢96年ぶりの銅メダル、全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)でベスト4進出と好成績を残し続けた。しかし、今大会2回戦では思わぬ怪我に見舞われてしまった。
また、錦織が敗退したことで、日本勢は単複で全滅となった。
■関連ニュース■
・錦織「なんで俺をセンターに」・キリオス 錦織を称賛「トップ」・錦織 チャレンジ「機械壊れてる」