男子テニスのW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)は21日、シングルス決勝戦が行われ、リオデジャネイロ・オリンピック(ブラジル/リオデジャネイロ、ハード)で金メダルを獲得した第1シードの
A・マレー(英国)は第12シードの
M・チリッチ(クロアチア)に4-6, 5-7のストレートで敗れ、大会5年ぶり3度目の優勝を逃した。
>>W&Sオープン対戦表<<決勝戦、マレーは第5・第7ゲームでブレークされ、第1セットを落とす。第2セットはファーストサービスが入った時のポイント獲得率が100パーセントのチリッチを止めることが出来ず、1時間34分で敗れた。
14日に行われたリオデジャネイロ・オリンピックの男子シングルスで、マレーは決勝で元世界ランク4位の
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)を下して金メダルを獲得すると同時に、史上初の五輪連覇を達成していた。
W&Sオープンでは2008・2011年に優勝しており、今大会では5年ぶり3度目のタイトル獲得を狙っていたが、チリッチに阻まれた。
また、全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)決勝で
N・ジョコビッチ(セルビア)に敗れてからの連勝記録は22でストップした。
一方、勝利したチリッチはマスターズ初優勝を飾り、29日からの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)へ弾みをつけた。全米オープンでは2014年にタイトルを獲得している。
今大会の日本勢は第5シードの
錦織圭と予選を勝ち抜いた
杉田祐一は、3回戦で敗退した。
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