リオデジャネイロ・オリンピック(ブラジル/リオデジャネイロ、ハード)は13日、テニスの男子シングルス準決勝が行われ、初戦で第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)を破った世界ランク141位の
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)が、第3シードの
R・ナダル(スペイン)との死闘を5-7, 6-4, 7-6 (7-5)で制して初の決勝進出を果たし、金メダル獲得に王手をかけた。試合時間は3時間8分。
>>歴代メダリスト一覧<<>>男子シングルス対戦表<<27歳のデル=ポトロは、ロンドン・オリンピック(イギリス/ロンドン、芝)で銅メダルを獲得しており、グランドスラムはで2009年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)を制した。
現在の世界ランキングは141位だが、2010年には4位に上り詰めている。
近年は手首の故障に悩まされツアー離脱を余儀なくされるも、今年2月に復帰。7月のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)では2回戦で
S・ワウリンカ(スイス)を破った。
そして、今大会の1回戦で第1シードのジョコビッチをストレートで破ったデル=ポトロは、2回戦で
J・ソウサ(ポルトガル)、3回戦で
ダニエル太郎、準々決勝で第10シードの
R・バウティスタ=アグ(スペイン)を下して4強入り。そして、この日はナダルに逆転で勝利し、ノーシードから決勝進出を果たした。
決勝で対戦するマレーとは今回が8度目の対戦で、デル=ポトロの2勝5敗。最後に対戦したのは2013年のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)準々決勝で、その時はデル=ポトロが逆転で勝利している。
史上初の五輪連覇を狙うロンドン・オリンピック金メダリストのマレーは、準決勝で第4シードの
錦織圭を6-1, 6-4のストレートで下し、2大会連続の決勝進出を果たした。
また、銅メダル獲得を懸けて、ナダルと錦織が3位決定戦で対戦する。
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