リオデジャネイロ・オリンピック(ブラジル/リオデジャネイロ、ハード)は12日、テニスの男子シングルス準々決勝が行われ、第2シードの
A・マレー(英国)、第3シードの
R・ナダル(スペイン)、第4シードの
錦織圭、元世界ランク4位の
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)が準決勝へ進出し、4強が出揃った。
>>男子シングルス対戦表<<2008年の北京オリンピック(中国/北京、ハード)で金メダルのナダル、2012年のロンドン・オリンピック(イギリス/ロンドン、芝)で金メダルのマレーと銅メダルのデル=ポトロ。
このメダリスト3選手の中に、錦織がオリンピックの大舞台で初のベスト4進出を果たした。
この日、錦織は第6シードの
G・モンフィス(フランス)に3本のマッチポイントを握られたが、7-6 (7-4), 4-6, 7-6 (8-6)の大接戦の末に勝利した。
日本勢96年ぶりのメダル獲得に向け、準決勝ではオリンピック2大会連続の金メダルを狙うマレーと激突する。両者は今回が8度目の対戦で、過去は錦織の1勝6敗。
一方、錦織とマレーの反対のトップハーフでは、ナダルとデル=ポトロが準決勝で顔を合わせる。
準々決勝でナダルは地元の
T・ベルッチ(ブラジル)に苦戦するも2-6, 6-4, 6-2の逆転勝利、デル=ポトロは第10シードの
R・バウティスタ=アグ(スペイン)を7-5, 7-6 (7-4)のストレートで振り切り、4強入りを果たした。
ナダルとデル=ポトロは今回が13度目対戦で、ナダルの8勝4敗。最後に対戦したのは2013年の上海マスターズ(中国/上海、ハード、ATP1000)準決勝で、その時はデル=ポトロがストレートで勝利してる。
近年は手首の故障に悩まされていたが今年2月に復帰したデル=ポトロは、1回戦で第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)を破り、2回戦で
J・ソウサ(ポルトガル)、3回戦で
ダニエル太郎、準々決勝でバウティスタ=アグを下しての勝ち上がり。
ナダルもデル=ポトロと同様に今年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で手首の怪我を負うも、今大会から復帰している。
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