男子テニスツアーのアトランタ・オープン(アメリカ/アトランタ、ハード、ATP250)は5日、シングルス準々決勝が行われ、世界ランク97位の
西岡良仁が同78位の
H・セバリョス(アルゼンチン)を6-4, 6-4のストレートで下し、ATPツアー初のベスト4進出を果たした。準決勝では第2シードの
N・キリオス(オーストラリア)と第5シードの
F・ベルダスコ(スペイン)の勝者と対戦する。
第1セットを先取した西岡は、第2セットでは第1ゲームをブレークして勢いに乗った。この試合で、ファーストサービスが入った時には86パーセントの高い確率でポイントを獲得してセバリョスに1度もブレークチャンスを与えず、1時間9分で勝利した。
今大会は1回戦で
D・エヴァンス(英国)、2回戦で第4シードの
A・ドルゴポロフ(ウクライナ)、そして準々決勝でセバリョスを下しての勝ち上がり。
今年6月に西岡はウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)で予選を突破して大会初の本戦出場を決めると同時に、グランドスラム全4大会の本戦入りを果たした。本戦1回戦では
S・スタコフスキ(ウクライナ)に敗れた。
その後、7月に行われた下部大会のニールセン選手権(アメリカ/ウィネテカ、ハード、ATPチャレンジャー)では今年初の優勝を飾り、世界ランキングで自己最高の93位へ浮上。
また、昨年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)では予選3試合を勝ち抜き、本戦1回戦で元世界ランク12位の
P・H・マチュー(フランス)を破って四大大会初勝利をあげた。
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