男子テニスツアーのロジャーズ・カップ(カナダ/トロント、ハード、ATP1000)は30日、シングルス準決勝が行われ、第2シードの
S・ワウリンカ(スイス)は第3シードの
錦織圭(日本)に6-7 (6-8), 1-6のストレートで敗れ、決勝進出を逃した。
>>錦織vsジョコ1ポイント速報<<>>ロジャーズカップ対戦表<<この試合、ワウリンカは第1セットで先にブレークし、第9ゲームではサービング・フォー・ザ・セットを迎えた。しかし錦織にブレークバックを許してしまい、このセットはタイブレークへ突入。
タイブレークでは6-4とリードして2本のセットポイントを握ったが、自身のダブルフォルトや、錦織の安定したプレーにミスを重ねてセットカウント0-1に。
第2セットに入ると、第1セットで見せたワウリンカの勢いは失速し、序盤で4ゲーム連取を許す苦しい展開に。
この第4ゲームでワウリンカは、信じられないようなミスを犯した。
それは、ネットに出る錦織に、ワウリンカは強烈なバックハンドのショットを放った。錦織の飛びついたボレーは大きく浮いてネットぎりぎりに落ち、ワウリンカにとって絶対に決めなければいけないチャンスボールだった。
しかし、ワウリンカはこれをミスしてしまった。会場からはどよめきが起き、照れ隠しのようにウエアで顔を隠した。
以降も試合の流れは錦織に傾き、1時間28分で力尽きた。
決勝進出を決めた錦織は、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)と優勝を争う。
この日、ジョコビッチは第10シードの
G・モンフィス(フランス)を6-3, 6-2のストレートで破っての勝ち上がり。
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