男子テニスツアーのロジャーズ・カップ(カナダ/トロント、ハード、ATP1000)は29日、シングルス準々決勝が行われ、第3シードの
錦織圭はサービスに苦しむも、元世界ランク8位の
G・ディミトロフ(ブルガリア)を6-3, 3-6, 6-2のフルセット下して2年連続の4強入りを果たした。準決勝では第2シードの
S・ワウリンカ(スイス)と対戦する。
>>錦織vsディミトロフ1ポイント速報<<>>ロジャーズカップ対戦表<<左脇腹の痛みで7月上旬のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)を途中棄権した錦織。その傷は今も癒えていない中、前日の3回戦では左脇腹に負担がかかるサービスゲームで、ファーストサービスが入った時に80パーセントの高い確率でポイントを獲得していた。
しかし、この日はダブルフォルトを4本犯し、ファーストサービスが入った時のポイント獲得率は67パーセントと、3回戦に比べると下回る状況で、得意のリターンゲームでは10度のブレークチャンスから4度のブレークに成功して2時間9分で勝利を手にし、ディミトロフとの対戦成績を3戦全勝とした。
準決勝で対戦するワウリンカとは今回が5度目の対戦で、過去は錦織の1勝3敗。直近は昨年の全豪オープン準々決勝でストレート負け、唯一の勝利は2014年の全米オープン準々決勝。
昨年のロジャーズ・カップは準々決勝で
R・ナダル(スペイン)に初勝利し、大会初のベスト4へ進出。
これまでのマスターズは2014年のムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)と今年のマイアミ・オープン(アメリカ/ マイアミ、ハード、ATP1000)で決勝へ進出したが、惜しくも初優勝を逃した。
【錦織vsワウリンカ 過去の対戦】<2015年>
全豪オープン準々決勝 S・ワウリンカ 6-3, 6-4, 7-6 (8-6) 錦織圭
<2014年>
全米オープン準々決勝 錦織圭 3-6, 7-5, 7-6 (9-7), 6-7 (5-7), 6-4 S・ワウリンカ
<2012年>
W&Sマスターズ R16 S・ワウリンカ 6-3, 6-3 錦織圭
アルゼンチン・オープン準々決勝 S・ワウリンカ 6-4, 6-2 錦織圭
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