男子テニスツアーのジェネラリ・オープン(オーストリア/キッツビューヘル、レッドクレー、ATP250)は23日、シングルス決勝戦が行われ、第4シードで34歳の
P・ロレンジ(イタリア)が
N・バシラシヴィリ(グルジア)を6-3, 6-4のストレートで下し、ATPツアーで初優勝を飾った最年長の選手となった。
34歳と7カ月のロレンジは、
V・エストレージャ=ブルゴス(ドミニカ共和国)が昨年のエクアドルでATPツアー初優勝した時より1カ月年長の記録更新となった。
「これは自分へのプレゼント。素晴らしい1週間になったと思っている。今日は良いプレーも出来たし、この優勝には本当に喜んでいる」と世界ランキングで現在自己最高の48位にいるロレンジ。
2年前のサンパウロ大会で自身初の決勝進出を果たしたが、その時は
F・デルボニス(アルゼンチン)に敗れて準優勝だった。ロレンジは、2014年の2月にチリのビニャ・デル・マール大会で優勝した
F・フォニュイーニ(イタリア)以来となるイタリア人チャンピオンとなった。
世界ランク123位で24歳のバシラシヴィリは、これまでATPツアーで準々決勝の壁を超えたことがなかったが、今回がグルジア人選手として初めて決勝進出を果たした選手となった。
ロレンジは「お互い、今週は最高の1週間になったと思う。彼(バシラシヴィリ)は自分よりかなり若いから、これからも優勝する可能性が残されているはず」と述べた。
そして、バシラシヴィリは「素晴らしい優勝をしたパオロ(ロレンジ)を祝福したい。今日は100パーセントを出し切ったけど、勝つには十分ではなかった。それでも、こうして決勝へ進めたことに満足している」と大会を振り返った。
(STATS - AP)
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