男子テニスツアーのゼネラリ・オープン(オーストリア/キッツビュール、レッドクレー、ATP250)は19日、シングルス1回戦が行われ、世界ランク295位の
サンティラン晶(日本)は第8シードの
J・シュトルフ(ドイツ)に2-6, 2-6のストレートで敗れ、ATPツアー初勝利とはならなかった。
この試合、2度のブレークを許して第1セットを落としたサンティランは、第2セットに入っても主導権を掴むことが出来ず、52分で敗れた。
現在19歳のサンティランは、オーストラリア人の父親と日本人の母親を持つハーフで、以前はオーストラリアに国籍を置いていたが現在は日本に変更。ジュニア時代には全豪オープン・ジュニアのシングルスでベスト4進出などの成績を残している。
今シーズンは5月の下部大会で2週連続優勝を含む4度の優勝と頭角を現しており、世界ランキングを現在は295位まで浮上している。
今大会がツアー大会本戦初出場だったが、初勝利をあげることは出来なかった。
勝利したシュトルフは、2回戦で世界ランク138位の
D・ムニョス-デラナバ(スペイン)と対戦する。
また、今大会には日本勢から
ダニエル太郎(日本)が出場しており、1回戦で主催者推薦出場の
J・メルツァー(オーストリア)と対戦する。
35歳のメルツァーは左肩の故障で長期間ツアーから離れていたが、今年6月の下部大会で復帰。2010年の全仏オープンではベスト4へ進出しており、世界ランキングでは2011年の8位が自己最高。
今大会のシード勢は第1シードに
D・ティエム(オーストリア)、第2シードに
P・コールシュライバー(ドイツ)、第3シードに
M・グラノジェルス(スペイン)、第4シードに
P・ロレンジ(イタリア)となっており、上位4シードは1回戦免除で2回戦からの登場。
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