テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は大会4日目の30日、男子シングルス2回戦が行われ、第5シードの
錦織圭が世界ランク547位の
J・ベネトー(フランス)を4-6, 6-4, 6-4, 6-2の逆転で下し、2年ぶりの3回戦進出を決めた。
>>錦織vsベネトー 1ゲーム速報<<>>ウィンブルドン対戦表<<この試合、錦織はベネトーの強打に押されて第1セットを落としたが、第2セットの第7ゲームでこの試合初のブレークに成功すると、徐々にペースを上げていった。その後は、主導権を握った錦織がベネトーに挽回を許さず、勝利を手にした。
3回戦では、世界ランク42位の
A・クズネツォフ(ロシア)と対戦する。クズネツォフは2回戦で同39位の
G・ミュラー(ルクセンブルグ)をストレートで下しての勝ち上がり。
錦織は前哨戦のゲリー・ウェバー・オープン(ドイツ/ハーレ、芝、ATP500)で左脇腹を負傷し2回戦を棄権。今大会の1回戦で世界最速のサービスを持つ世界ランク124位の
S・グロス(オーストラリア)と対戦した際、試合中にメディカルタイムアウトを要求し左脇腹の治療をする場面も見られ、まだ万全な状態ではない様子だった。
シード勢が順当に勝ち進んだ場合、4回戦で第9シードの
M・チリッチ(クロアチア)、そして準々決勝で第3シードの
R・フェデラー(スイス)と対戦する組み合わせ。
これまでのウィンブルドンでは2014年のベスト16進出が自己最高で、昨年は2回戦の前に左ふくらはぎの負傷で棄権した。
もし今大会で8入りすると、日本男子では1995年に準々決勝へ進出した
松岡修造以来21年ぶりとなる。
【錦織圭 過去のウィンブルドン】
<2015年>
・2回戦 敗退 S・ヒラルド 棄権
・1回戦 勝利 S・ボレッリ 6-3, 6-7 (4-7), 6-2, 3-6, 6-3
<2014年>
・4回戦 敗退 M・ラオニチ 6-4, 1-6, 6-7 (4-7), 3-6
・3回戦 勝利 S・ボレッリ 3-6, 6-3, 4-6, 7-6 (7-4), 6-4
・2回戦 勝利 D・クドラ 6-3, 6-2, 6-1
・1回戦 勝利 K・ド=シェッパー 6-4, 7-6 (7-5), 7-5
<2013年>
・3回戦 敗退 A・セッピ 6-3, 2-6, 7-6 (7-4), 1-6, 4-6
・2回戦 勝利 L・マイェール 7-6 (7-5), 6-4, 6-2
・1回戦 勝利 M・エブデン 6-2, 6-4, 6-3
<2012年>
・3回戦 敗退 J・M・デル=ポトロ 3-6, 6-7 (3-7), 1-6
・2回戦 勝利 F・セラ 6-3, 7-5, 6-2
・1回戦 勝利 M・ククシュキン 7-5, 6-3, 6-4
<2011年>
・1回戦 敗退 L・ヒューイット 1-6, 6-7 (4-7), 7-6 (9-7), 3-6
<2010年>
・1回戦 敗退 R・ナダル 2-6, 4-6, 4-6
<2008年>
・1回戦 敗退 M・ジケル 6-4, 5-7, 途中棄権
■関連ニュース■
・錦織 左脇腹「約束は出来ない」・錦織 芝は「好きではない(笑)」・錦織 次戦警戒「バック安定」