テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は大会3日目の29日、男子シングルス2回戦が行われ、3連覇と4度目の優勝を狙う第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が世界ランク55位のA・マンナリノを6-4, 6-3, 7-6 (7-5)のストレートで下し、順当に3回戦進出。第3セットのタイブレークでは、芝で足を滑らせる場面があった。
>>ウィンブルドン対戦表<<センターコートで行われたこの試合、ジョコビッチは主導権を握り第1・第2セットを連取して王手をかけた。第3セットは第7ゲームでブレークに成功し、第10ゲームでサービング・フォー・ザ・マッチを迎える。
しかしマンナリノの強打に押され、この試合初めてブレークを許したジョコビッチは、タイブレークで芝に足を取られネット前で滑り、仰向けに倒れるシーンも見られた。最後はジョコビッチが王者の力を発揮し、2時間4分で勝利。
3回戦では、第28シードの
S・クエリー(アメリカ)と世界ランク62位の
T・ベルッチ(ブラジル)の勝者と対戦する。
今年の全仏オープンを制して生涯グランドスラム(全豪・全仏・全英・全米のグランドスラム全4大会で優勝)を達成したジョコビッチは、現段階で年間グランドスラム(同シーズンの四大大会全てを制すること)、さらに男子テニス界では誰も達成していない年間グランドスラムとオリンピックで金メダルを獲得するゴールデン・スラム達成の可能性がある。
女子では
S・グラフ(ドイツ)が1988年にゴールデン・スラムを達成している。
過去のウィンブルドンでは2011年に決勝で
R・ナダル(スペイン)を破り大会初優勝、2014・2015年は決勝で
R・フェデラー(スイス)に勝利してタイトルを獲得した。
■関連ニュース■
・ジョコ 偉業達成に向け好発進・ジョコビッチ あわや失格処分・ジョコ 観客の傘で暇つぶし