テニスツアーの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)の準々決勝で世界ランク1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)に敗れた同8位の
T・ベルディヒ(チェコ共和国)が、対トップ10選手に対してキャリア通算114敗目となり、
S・エドバーグ(スウェーデン)に並んで歴代最多となった。
>>全仏オープン対戦表<<ベルディヒはキャリア通算12度のタイトル獲得を誇り、世界ランキングの最高位は4位。約6年の間トップ10の座を守り続け、ATPワールドツアー・ファイナル(イギリス/ロンドン、ハード)には、2010年から6年連続の出場を果たしている。
その他にも、2005年のパリ・マスターズで優勝、2010年のウィンブルドンでは準々決勝で
R・フェデラー(スイス)、準決勝でジョコビッチを下して決勝に進出した経験を持つベルディヒだが、トップ10選手に対しては通算163試合行い、49勝114敗で勝率30.1パーセントとあまり高い数値とは言えない。
しかし、トップ選手であるベルディヒが他のトップ選手と戦うには、トーナメントで勝ち上がる必要があるため、これまでに喫してきた114敗もベルディヒにとって勲章と言えるのかもしれない。
現役選手では
D・フェレール(スペイン)が110敗、フェデラーが105敗で続いている。
【ベルディヒの主なトップ選手との戦績】
vs.N・ジョコビッチ 2勝 24敗
vs.
A・マレー(英国) 6勝8敗
vs.R・フェデラー 6勝16敗
vs.
R・ナダル(スペイン) 4勝19敗
vs.
S・ワウリンカ(スイス) 5勝11敗
vs.
錦織圭(日本) 1勝4敗
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