テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は大会最終日の5日、男子シングルス決勝戦が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が大会初優勝を飾り、史上8人目となる生涯グランドスラム(全豪・全仏・全英・全米の四大大会で優勝)の快挙を達成した。
>>全仏オープン対戦表<<最後は第2シードの
A・マレー(英国)のボールがネットにかかり、ジョコビッチはその場で大の字になり喜びを表現。
さらにマレーと握手した後にはラケットを手にしてレッドクレーのコート上に大きなハートを描き、再び大の字になって喜びを爆発させた。
赤土にハートを描いて大の字になるのは、「グーガ」の愛称で
G・クエルテン(ブラジル)を真似たものだった。
1997・2000・2001年の全仏オープンを制している元世界ランク1位のクエルテンは2001年の優勝時に、今回ジョコビッチが行ったことと同じ表現をしていた。
ジョコビッチは今回の優勝でグランドスラム4大会連続のタイトル獲得となった。これは1969年に
R・レーバー(オーストラリア)が年間グランドスラムを達成して以来のこと。
さらに1年に四大大会全てを制覇する年間グランドスラムのチャンスも掴んだ。
■関連ニュース■
・ジョコビッチ あわや失格処分・ジョコ 観客の傘で暇つぶし・ジョコ 錦織は「過去最高」