テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は大会13日目の3日、男子シングルス準決勝が行われ、第2シードの
A・マレー(英国)が昨年覇者で第3シードの
S・ワウリンカ(スイス)を6-4, 6-2, 4-6, 6-2で下し、大会初の決勝進出を果たした。決勝では第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)と全仏オープン初優勝を争う。
>>全仏オープン対戦表<<この試合、昨年の全仏オープンを制したワウリンカへの応援が多い中、マレーは第1・第2セットを連取するも、第3セットの第10ゲームでブレークを許してセットカウント2-1とする。
その後、第4ゲームの第1ゲームでマレーはブレークに成功する好スタートを切り、試合の主導権を握って決勝進出を決めた。
決勝で対戦するジョコビッチとは今回が通算34度目の対戦で、マレーは10勝23敗と負け越している。直近のBNLイタリア国際では決勝でマレーがジョコビッチを破った。
29歳のマレーはグランドスラムで2012年の全米オープンと2013年のウィンブルドンに優勝しており、今回は四大大会3度目のタイトル獲得を狙う。
一方、2年連続の決勝進出を逃したワウリンカは、昨年の全仏オープンで2014年の全豪オープンに続きグランドスラム2勝目を飾った。
今大会では
L・ロソル(チェコ共和国)との1回戦でフルセットの戦いを強いられるも、2年連続のベスト4進出を果たした。
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