テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は大会12日目の2日、男子シングルス準々決勝が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が第7シードの
T・ベルディヒ(チェコ共和国)を6-3, 7-5, 6-3のストレートで下して6年連続のベスト4進出。ジョコビッチは準決勝で対戦する第13シードのD・ティエムを警戒した。
>>全仏オープン 対戦表<<大会主催者のフォルジェは、22歳のティエムについて「将来のチャンピオンに成り得る選手。次世代を担う選手だと多くの選手が感じている。」と語り、BIG4と呼ばれるジョコビッチ、
R・フェデラー(スイス)、
R・ナダル(スペイン)、
A・マレー(英国)に続く選手になると言われている。
グランドスラムで初のベスト4進出を果たしたティエムは、準々決勝で第12シードの
D・ゴファン(ベルギー)を4-6, 7-6 (9-7), 6-4, 6-1の逆転で下しての勝ち上がり。
第1セットを先取されたティエムは、第2セットでもゴファンにセットポイントを握られる苦しい展開だった。そのセットをタイブレークの末に奪い返したティエムだったが、第3セットでもゲームカウント2ー4とリードを許した。しかし、そこから9ゲームを連取する猛攻を見せたティエムは、ゴファンの反撃を許さず勝利を決めた。
ジョコビッチは過去のティエムとの対戦では2勝0敗とリードしているが、そのいずれもハードコートでの対戦だった。しかし今回は、初めてクレーコートでの対戦に加えて、今季好調なプレーを続けている伸び盛りのティエムの勢いに、ジョコビッチも警戒している。
「彼(ティエム)はとても勢いに乗っている。そして彼自身も他の選手に、トップ選手の仲間入りをするに相応しいことをプレーで証明している。」とティエムを称賛していた。
両者の準決勝は、コート・スザンヌ・ランランの第1試合に予定されている。
(STATS - AP)
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