テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は25日、男子シングルス1回戦が行われ、世界ランク41位で19歳の
A・ズベレフ(ドイツ)が同84位の
PH・エルベール(フランス)を5-7, 6-2, 7-6 (8-6), 7-5の逆転で下し、全仏オープン初出場で初勝利を果たした。
>>全仏オープン対戦表<<日没のため中断となり、第4セットの途中から再開されたこの試合、第1セットを先取されるたズベレフだったが、第2セット以降はファーストサービスが入った時に73パーセントの確率でポイントを獲得するなど、エルベールにブレークを許さなかった。
2回戦では世界ランク90位の
S・ロバート(フランス)と対戦する。両者の対戦は今回が初めて。
ズベレフは、昨年のATPアワードでシングルスランキング100位以内で最も若い選手に贈られる年間最優秀新人賞(The ATP Star of Tomorrow Award)を受賞した注目の若手選手。
今年3月のBNPパリバ・オープンでは、4回戦で
R・ナダル(スペイン)に敗れるもマッチポイントまで追い込む善戦を見せ、試合終了後にはナダルに「将来世界1位にも成り得る選手」と称賛された。
また、グランドスラムでの最高成績は昨年のウィンブルドン 2回戦進出となっており、その時は1回戦で
T・ガバシュビリ(ロシア)を下すも、
D・クドラ(アメリカ)に敗れた。
前週のニース・コート・ダジュール・オープン(フランス/ニース、レッドクレー、ATP250)では、ATPツアー初の決勝進出を果たした。しかし、決勝で親友の
D・ティエム(オーストリア)に惜敗し、
M・チリッチ(クロアチア)以来となる10代でのツアー優勝とはならなかった。
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