テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は大会3日目の24日、女子シングルス1回戦が行われ、世界ランク91位の
奈良くるみは同70位の
D・アレルトバ(チェコ共和国)と対戦し、5-7, 6-3, 2-0の時点でアレルトバが途中棄権を申し入れたため、奈良が3年連続の初戦突破となった。
>>全仏オープン対戦表<<この試合、奈良は先にブレークするも、その後アレルトバに挽回を許して第1セットを落とす。第2セットではサービスキープが続く中、調子を上げてきた奈良がアレルトバのサービスゲームを破りセットカウント1-1に。
敗れたD・アレルトバ
その後、主導権を握った奈良が第3セットのゲームカウント2-0とリードした時点でアレルトバが途中棄権を申し入れ、奈良は思わぬ形で2回戦へ駒を進めた。
2回戦では、第14シードの
A・イバノビッチ(セルビア)と対戦する。
奈良は、グランドスラムでは2010年のウィンブルドンで初勝利をあげ、2013年の全米オープンと2014年の全豪オープンでは3回戦へ進出した。
過去の全仏オープンでは2014・2015年の2回戦進出が自己最高。
その他日本勢女子では、
大坂なおみが第32シードの
J・オスタペンコ(ラトビア)を下して全仏オープン初勝利をあげるも、
日比野菜緒は第6シードの
S・ハレプ(ルーマニア)に敗れて初戦敗退。
土居美咲は第21シードの
S・ストーサー(オーストラリア)に屈して2年連続の2回戦進出とはならなかった。
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