女子テニスツアーのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、プレミアマンダトリー)は3日、シングルス2回戦が行われ、予選勝者で世界ランク44位の
L・シゲムンド(ドイツ)が同じく予選を勝ち抜いた同74位の
M・ルチッチ=バーロニ(クロアチア)を6-2, 3-6, 6-3のフルセットで下し、ベスト16入りを決めた。
この試合、第1セットを先取したシゲムンドは第2セットを落としてセットカウント1-1とする。ファイナルセットでは9度のチャンスから3度のブレークに成功し、2時間5分で勝利した。
3回戦では世界ランク127位の
S・キルスチャ(ルーマニア)と対戦する。キルスチャは1回戦で
J・ヤンコビッチ(セルビア)、2回戦で
D・コビニッチ(モンテネグロ)を下しての勝ち上がり。
シゲムンドは、4月のポルシェ・テニス・グランプリで予選から勝ち上がり、1回戦で
A・パブリュチェンコワ(ロシア)、2回戦で
S・ハレプ(ルーマニア)、準々決勝で
R・ビンチ(イタリア)、準決勝でラドワンスカとトップ10選手3人を下してツアー初の決勝戦進出。
決勝では
A・ケルバー(ドイツ)に敗れるも、大会終了後の世界ランキングでは自己最高を大幅に更新する42位を記録。昨シーズン終了時の90位から大きな躍進を遂げている。
また、同日行われた試合では、第6シードのハレプ、第8シードの
C・スアレス・ナバロ(スペイン)、第10シードの
T・バシンスキー(スイス)らが勝利し、3回戦進出を決めた。
今大会は世界ランク1位の
S・ウィリアムズ(アメリカ)が体調不良のため欠場。第1シードの
A・ラドワンスカ(ポーランド)、第2シードのケルバーは初戦敗退。さらに、第3シードの
G・ムグルサ(スペイン)が2回戦で敗れるなど、番狂わせが相次いでいる。
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