男子テニスツアーのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)は3日、シングルス2回戦が行われ、第5シードの
R・ナダル(スペイン)が
A・クズネツォフ(ロシア)を6-3, 6-3のストレートで退け、3回戦進出を決めた。
>>マドリッド・オープン対戦表<<ナダルはクズネツォフに1度もブレークポイントを握らせない完璧なサービスゲームを展開。そして第1セットで1度、第2セットでは2度のブレークに成功し、1時間18分で勝利した。
ナダルは3月に行われたマイアミ・オープンで初戦の2回戦敗退後、モンテカルロ・ロレックス・マスターズとバルセロナ・オープン・バンコ・サバデルで2大会連続優勝を飾っており、この日の勝利で11試合連続勝利となった。
昨年はわずか3大会での優勝にとどまっていたナダルは、今大会でタイトルを獲得すると、それに並ぶ今季3度目の優勝。同時に3週間後の全仏オープンへ向け、更なる自信を高めることにつながる。ナダルが最後に全仏オープンで優勝したのは2014年。
昨年は苦しいシーズンを強いられたナダルだったが、今シーズンはクレーコート・シーズンに入ると、かつてのレベルのテニスを取り戻し始めている。今季はここまで出場した8大会中6大会でベスト4以上の成績。早期敗退を喫したのは1月の全豪オープンとマイアミ・オープン。
「クレーコート・シーズンをこんな形でスタート出来たことには、とても満足している。今日もまたこうして勝利を飾れた。それは最高のニュース。この大会へ向けても、とても興奮している。」とナダル。
この日は4本のサービスエースを記録し、ダブルフォルトは1本もなかった。そしてファーストサービスも80パーセントの高い確率で入れ、セカンドサービスでは100パーセントの確率でポイントを獲得する好調なサービスゲームを披露していた。
「サービスがとても安定していた。モンテカルロでもバルセロナでもサービスが良かった。この大会でも、好成績をあげるためには良いサービスを打つことはとても大切なこと。」とナダルは自身のプレーについて語っていた。
これで同大会通算40勝目を飾り、2013・2014年の連覇を含め過去に4度の優勝を飾っている。昨年は決勝へ進むも、
A・マレー(英国)に敗れて準優勝。
3回戦では、4日に行われる2回戦の
S・クエリー(アメリカ)と
L・プイユ(フランス)の勝者と対戦する。
(STATS - AP)
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